【バスでイエローナイフへ】
バンクーバーのメインストリートから出発したバスは遥か北の聖なる街へ向かう。
世界でもっともオーロラに愛されている街、イエローナイフだ。バンクーバーを出発してから
カムループス、ジャスパーを抜けとにかく北へひた走る。バスはやはり窮屈だ。しかも3日間の
長旅とくれば少し気分が沈んでしまう。やはり電車の方が数倍快適だった。
【山道を抜けて】
バスはいくつもの山道を抜け、目的地を目指す。これだけたくさんの森の木々もいつかは刈り取られ
尽きる日がくるのだろうか。無限のようなこのカナダの資源は地球のエネルギーとなっていることだろう。
バスはただむやみに走る訳ではなく途中で燃料を補給したり休憩する時間もとってくれる。
それにしても座りっぱなしというのはきつい。バスを降りると深呼吸と体操はかかせない。
一つきずいたことがあるが、北へ行くほど空気が透明になっている。
北極点ではどんな感じなのであろうか。
【オーロラと・・・】
3日の長旅も終焉をむかえ、イエローナイフへ到着した。
街は想像以上にこじんまりとしていた。どこからともなく白熊がでてきてもおかしくない感じだ。
果たしてオーロラを見ることができるのだろうか。不安と期待が入り混じるなか夜を迎えた。
なんてことだろう。オーロラだ。グリーンに輝き、まるで地球をやさしく包もうとしているかの
ようにな大きなカーテンがなびいている。言葉が出なかった。これこそがまさに神秘だ。
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